組織人事戦略研究会
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組織人事戦略研究会 第19回研究会開催
 
テーマ 「オムロンの企業理念を浸透させる人材教育」
内容
 2008年9月の事例研究会は、オムロン株式会社 特別顧問 明致親吾 様をお迎えします。


■講演のポイント

  オムロン株式会社では「企業は社会の公器である」を基本理念に、そして「チャレンジ精神の発揮」「ソーシャルニーズの発揮」「人間性の尊重」を経営理念に掲げた企業理念を、グループ企業全社で実践する経営を目指しています。

また21世紀初頭の長期ビジョンでは、経営・事業・個人各々の自律を掲げ、施策を推進しています。

研究会では、企業理念の共有、個人の自律支援、ビジネスリーダー育成など、人材育成策を中心に語っていただきます。

講師
プロフィール
■講演者プロフィール

1969年4月 立石電機株式会社(現オムロン株式会社)に入社
      営業を希望し、代理店販売部門へ配属される
      以降販売促進・企画業務を経験し、
      制御機器事業本部販売事業部産機販売業務室室長、
      同事業本部FAシステム機器統轄事業部業務室室長を歴任
1987年6月 経営戦略室に異動 長期ビジョン「ゴールデン90s」策定に携わる
1992年9月 インダストリアル事業営業統轄事業部名古屋支店長に就任
1995年4月 米国現地法人OMRON ELECTRONICS INC.社長に就任し、シカゴ駐在

1995年6月 取締役に就任
1999年4月 人事総務本部長に就任
1999年6月 執行役員常務に就任
2001年6月 執行役員専務 人事本部長に就任 「退路なき構造改革」特命担当

2003年6月 執行役員副社長 人材マネジメント室室長に就任
2004年6月 取締役副社長に就任
2008年6月 取締役副社長退任、特別顧問に就任 現在に至る


   
■日時 2008/ 9/18(木)18:45〜22:00(開場:18:30)
※21:00〜22:00は講師参加の懇親会です。
   
■会場 銀座フェニックスプラザ 紙パルプ会館
(東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館)
地図:会場までの地図はこちらをご確認下さい.
   
■定員 25名 【終了しました】
   

第19回研究会 ご報告


今回の組織人事戦略研究会の研究テーマは『オムロンの企業理念を浸透させる人材教育』で開催いたしました。

ゲストとしてオムロン株式会社特別顧問の明致親吾様にお越しいただき、企業理念の共有の必要性、自律を意識したキャリア支援と教育についてご講演いただきました。

□ まず、理念共有の必要性について以下のようなお話がありました。

@工業化社会から最適化社会、知的集約型社会へと時代が変遷していくなかで、人間がロボットに合わせるのではなく、ロボットが人間に合わせる時代になり、人間性を尊重する時代になった。

A企業価値は、経済価値だけでなく、社会的価値が求められる社会になった。

B好むと好まざるとに関わらず、海外の人たちと一緒に仕事をすることになり、その際に共有できるものが必要である。

C一社では市場のニーズに対応しきれず、他社とコラボレーションすることが増えてきた。この場合は技術やビジネスの補完以上に、同じ思いが原点にあることが必須。

こうしたことから、理念先行型企業と揶揄されることもあるほど、
オムロンにおいては早くから理念浸透に力を入れてきたそうです。

理念共有のための海外拠点のミショナリーツアーを実施されており、
その内容はオムロンが求める社員像、駅の券売機などの例を紹介し、自社製品が身近で活用されていることを伝えています。

また、個人を尊重し、生涯設計プログラムや長期リフレッシュ休暇、社内転籍の公募といった機会や、自律的な社員を育成するための支援プログラムが設けられているそうです。


□ 明致様のご講演の後、参加者も交えて「企業理念の浸透」というテーマで討議をしました。

討議の中で
「ミッションとは、事業におけるものなのか、社会的な意味合いなのか、によって設定する内容が異なる」
「概念が広いため、個々の社員に落とし込んだときに正確に伝わらないのではないか」という意見がありました。

その中で、参加された方の会社では
「企業内大学で1日かけて理念浸透を行う」
「携帯電話などのツールを活用する」などの取り組みをしていらっしゃるようです。


□ 最後に明致様よりとても興味深いお話がありました。

「創業家の求心力を理念に移行していくことの決断をしたときに、企業理念が設定されるまでの物語、思いがどこまでリアルに共有できるか、理念の背景が伝わることが重要だと思った」とのこと。

理念浸透には人の心を動かす物語が必要だと思いました。

このような点についても、今後研究会や大学校を通じて議論していければと考えております。





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